ひねくれ日和

超不定期更新でオタクの脳内を渦巻く思考をちょっぴりお見せしていきます

異世界スマホとなろう文明

アニメ『異世界はスマートフォンとともに。
クソアニメ、11話がヤバいらしい、スマホ太郎などこの文字列に対して抱く感想は人それぞれといえどどれもマイナスなものであるのは間違いないだろう。
巷では散々な評価の本作だが、このアニメには特別な要素がある。
小説家になろうにおいて超メジャーな『異世界転生チート&ハーレム(通称異世界チーレム)作品』の中で一番はじめに映像化された、というのがその特別である。
そしてなろう小説特有のジャンクフードめいた味わいをストーリーの雑さ、作画の雑さ、世界観設定の雑さ、当然のように存在する謎の組織冒険者ギルド(なろう小説では冒険者ギルドは我々の世界におけるコンビニのように男性向け、女性向けを問わず異世界ならば平然と存在しているものである)などからこれでもかと堪能することができた。
『リゼロ』や『このすば』などなろう発異世界転生アニメは既にあるが、これらにおける異世界転生はあくまでも舞台装置のような役割であり、料理に深みを生む調味料のような役割でもあった。
だが、異世界スマホは違う。
主人公が死に、超絶パワーを得て転生、異世界で大活躍して、女の子を侍らせる。
この上なく忠実にチーレムのテンプレートに沿ったそれは、まるで雑に調味料と具材をぶちまけただけの料理のよう...。
こんなフィオネみたいな種族値のアニメをチーレム耐性のない視聴者に見せていいのか...?いやよくなかった。見せた結果が11話ショックだ。
というか思いつきだけで書いてるせいで話がまとまらないので強引に締めよう。
異世界スマホにはなろうチーレムの基礎が詰まってる。
コイツを完走できたなら大抵の異世界転生ものは笑って受け入れられるようになる。
君もなろうというジャンクフードを受け入れる時が来たんだ。 端から見ると異常なところだろうけど、慣れてしまえばそう悪いものじゃあないんだ。


異世界転生で慣らしたら次はVRMMOだ!
都合よくゲーム機を入手し、女の子に間違われたりして(ときにはシステムにも)、当然のようにイロモノスキルを極め、偶然(のように描写されるがどの作品でも大抵こうなるので実質必然である)トッププレイヤーと知り合ったりする主人公が君を待っている!VRMMOをベースにした異世界転生もあるぞ!

賢者の弟子を名乗る賢者は普通に面白いからいいぞ。まあ2年ぐらい前に読んだきりだけど最近チラホラ名前を見るようになったし見ておいて損はないぞ。あと猫耳猫もいいぞ。異世界スマホ見たならとんスキをすこれ。ドラマCDで主人公の声を当てたのがオルガ役の人ってのは本当に奇跡だと思う。
こんな駄文を最後まで見てくれてありがとう、そしてお疲れ様(異世界スマホリスペクト文法)。